ディリリとパリの時間旅行~きれいでふしぎなフランスアニメーション~
先日WOWOWで「ディリリとパリの時間旅行」を見ました。
最近パリを舞台とする物語に触れる機会が多いので、コロナが落ち着いたら
行ってみたいですね。
・あらすじ
ベル・エポックの時代のパリ。ニューカレドニアからやってきたディリリが、パリで出会った最初の友人オレルとともに、町を騒がす少女たちの誘拐事件の謎を解いていく。エッフェル塔、オペラ座、ヴァンドーム広場など、パリの町を駆け巡り、事件解決にキュリー夫人やパスツール、ピカソ、マティス、モネ、ロートレック、プルースト、サラ・ベルナールら、この時代を彩った天才たちが協力する。ふたりは少女たちを助けられるのか?
ミッシェル・オスロ監督の作品です。彼の作品は初めて見ましたが、
実際の写真を背景に独特なアニメーションを張り付けたような作風は
新鮮でとてもきれいでした。芸術作品を見ているような気持ちになります。
百聞は一見に如かず。気になった人はぜひ予告編を見てみてください。
切り絵のようなキャラクターのアニメーションがパリの美しい風景を際立てているようだと僕は感じました。
ディリリやオレルはもちろんですが、歴史を彩った偉人達が魅力的です。
全ての人物を知っていたわけではありませんが、ピカソやパスツール、モネなんかは
出てきたときに「あ、知ってる!」とテンションが上がりました。
歴史もので知ってる人が出てくるとテンションが上がるあの現象はなんでしょうね笑
僕はこういう映画を見るたびに、もっと教養が欲しいなと思います。
映画や小説を楽しむための教養。そう思うと勉強が楽しくなる気がします。
というか、あまり勉強だとは思っていません笑
ストーリーも分かりやすく、心にストレートに響くものでした。
女性差別や人種差別。純粋なディリリの目を通して、我々に今一度考える機会を
くれる映画だと思いました。
是非、子どもたちに見てほしい映画です。異国の雰囲気や時代の雰囲気、
そして日本では感じづらい差別の雰囲気をこの映画から感じてみてほしいです。
子どもが考えるきっかけに丁度良いのではないのかなと思います。
もちろん大人にも見てほしいです。疲れた日々の中で心の栄養になってくれる、
そんな映画だと思います。是非、家族で見てみてください!