ロード・エルメロイⅡ世の事件簿をイッキ見!

昨日、13時から19時までAbemaでアニメ「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」が

全話一挙放送してました。

全話見ちゃいますよね、それは。

今日はロード・エルメロイⅡ世の事件簿について書きたいと思います。

 

anime.elmelloi.com

 

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿はFateで有名なTYPE-MOON作品の一つです。

Fate/Zero聖杯戦争を生き残ったウェイバー・ベルベットは、亡くなった師

ケイネスの教室を買い取り、ロード・エルメロイⅡ世と名乗ります。

そんな彼が魔術がらみの事件を解決していくお話です。

「魔術師相手に重要なのは『どうやったか(ハウダニット)』ではない

『なぜやったか(ホワイダニット)』だ。」

内弟子のグレイ、義理の妹ライネス、フラットやスヴィンら教室の教え子たちと

エルメロイⅡ世は難解な事件を解決していくのです。

 

今回は僕が特に面白いと思う点を3つ上げさせて頂きます。

 

その1 魔術が絡んだ謎なのに本格推理!?

 Fate世界には魔術を使う魔術師が存在します。エルメロイⅡ世も魔術師であり、

彼が関わる事件も魔術がらみのものばかりです。

魔術のある世界においては犯行方法はなんでもありです。殺人、窃盗、侵入なんだって

魔術で出来てしまいます。そんな条件で推理ものが成立するのかと思いますよね?

 

するんです!本格推理が!

 

なぜなら、エルメロイⅡ世が解く謎は『どうやったか』や『だれがやったか』ではなく

『なぜやったか』なのです。この言葉は作中でⅡ世がなんども口にしています。

なんでもありの世界だからこそ、動機に絞った推理が展開される。

新しい感覚の推理ものと言えるのではないでしょうか。

 

 

その2 弱いエルメロイⅡ世の戦い方に注目!

 エルメロイⅡ世は時計塔という魔術師の組織に属しています。

その時計塔で12人のトップに与えられる称号、それがロードなのです。

ロード・エルメロイⅡ世は魔術師の集まる組織においてトップ12人の権力者のひとり

なのです!

 

こう聞くと、さぞかし強い実力者なのだろうと思うかもしれません。

しかし、エルメロイⅡ世の魔術師としての実力は高く見積もっても平均。

とても平凡な才能しか持ち合わせていないのです。

そんな彼がなぜロードになれたのかという話は後程するとして、

平凡な魔術師であるかれはどうやって事件を解決していくのでしょうか?

 

それはズバリ、他人の力を借りることです。

エルメロイⅡ世本人の才能は平凡ですが、観察力や洞察力にとても優れていて

人に教えることもとても上手です。

なので、彼の教室の生徒は曲者ぞろいながら優秀な生徒が多い!

彼は優秀な生徒たちや場に居合わせた魔術師の力を借りて、持ち前の推理力を

活かして事件を解決するのです。

ついつい力を貸してしまいたくなるようなところもエルメロイⅡ世の魅力なのかもしれませんね。

 

 

その3 Fate世界の魔術師とは?時計塔とは?が分かる!

 これは他のFate作品も知っている人に限られた魅力です。今作は時計塔を舞台にしています。これまで、度々Fate作品のなかでも登場してきた時計塔。

しかし、時計塔をメインの舞台とした作品は少なかったように思います。

きっと、この作品はFate世界のことを理解するのに役立つのではないかなと思います。

 

また、ロード・エルメロイⅡ世も他のFate作品に出演していたり、他のFate作品の

キャラも今作に出演しています。他のFate作品とは厳密には違った世界線の話では

あるようですが、Fate好き、型月好きなら楽しめると思います。

 

 

まだまだ魅力はたくさんありますが、とりあえずこれぐらいにしておきたいと

思います。原作小説ではアニメには無かった話もよめるのでおすすめです。

www.typemoon.com

 

原作小説の作者、三田誠さんは現在続編の『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』を

執筆中とのことです。楽しみい。